展覧会「ギョギョッとサカナ★スター展　～お魚たちが教えてくれる海のこと～」が7月12日、大阪南港ATCギャラリー（大阪市住之江区南港北2）で始まった。

番組スタッフも描かれる大漁旗のイラスト「ウマズラハギ」

　2022年4月にNHK Eテレで放送が始まった、東京海洋大学客員教授・名誉博士の「さかなクン」とタレントの香音さんが出演する番組「ギョギョッとサカナ★スター」初の展覧会として開催。番組では、出演者2人が全国各地を訪ね、毎回テーマに掲げる魚を釣ったり、食べたり、CTスキャンで骨格を観察したりして、その生態や魅力を深堀りして紹介する。

　会場は、「サカナ★スター～お魚たちの驚きの生態～」「海のこれから～海の豊かさを守ろう～」の2部で構成。前半は、番組のエンディングで披露するさかなクンが描いた大漁旗のイラスト20点やさかなクンが製作・所有する魚のはく製を約70点展示するほか、CTスキャンの骨格画像をゲームのコントローラーを使って360度動かすことができる体験展示も用意する。後半では、海の環境問題に焦点を当て、魚やウニが沿岸の海藻を食べ尽くしてしまう「磯焼け」や海洋プラスチックのごみの問題について紹介する。

　10日に開催されたメディア向け内覧会に登壇したさかなクンは、展覧会の見どころについて、約50年前に製作され、今回の展覧会のために修復した「ジンベエザメのはく製」を挙げ、「一人一人のオンリーなギョギョッと（驚き）を見つけてほしい」とアピール。香音さんは「大漁旗のイラストは、うろこの一つ一つまで描かれていて、番組スタッフなど番組の裏側も描かれているのでも注目してほしい」と話す。

　開催時間は10時～17時。料金は、一般＝1,800円、中高生＝1,000円、子ども（3歳以上小学生まで）＝700円。8月26日以降は土曜・日曜・祝日のみ開催。9月23日まで。