「相撲レストラン越智泉部屋」(泉佐野市りんくう往来南3)が関西空港の対岸のりんくうタウンにオープンして1カ月がたった。
5月3日、インバウンド客や地元のファミリー層をターゲットに、日本文化の一つで国技の「相撲」を世界に向けて発信する拠点としてオープン。元大関・小錦さんが監修した相撲ショーのほか、ちゃんこ鍋などのフードも提供。週末限定で営業する。
店舗面積は約200坪。店内中央には、大相撲の土俵と同じ大きさの土俵型ステージを設置し、土俵を囲うようにしてテーブル約100席を設ける。
13時から行う相撲ショー(約30分、1万3,000円)では、元力士たちによる四股踏みや股割り、相撲の決まり手や禁じ手の紹介、取組のほか、来場者が参加できる取組体験などを展開。高砂部屋の味を再現したちゃんこ鍋を食べながら観劇できるプラン(4,000円増し)も用意する。10時からは、元力士との朝稽古体験(約20分、8,000円)もある。
テーブル席を囲うように設置する屋台では、綿菓子や和牛の串焼き、すし盛り合わせなどフードのほか、着物の着付け体験も提供する。
相撲ショーに出演する元力士・城雄力さんは「来場客と交流しながらパフォーマンスをするので、相撲を気軽に知ってもらえる良いきっかけになっている」と話す。現場管理者の岡田晃卯健さんは「日本文化に興味があるインバウンド客や日本人の家族連れの利用が多い。大阪府民限定割引も用意しているので、地元の方にも相撲の魅力を知ってほしい。りんくうエリアに訪れてもらうきっかけにもなれば」と話す。
金曜~日曜のみ営業。営業時間は9時~16時。入場無料。