Bリーグ・大阪エヴェッサが5月5日、おおきにアリーナ舞洲(大阪市此花区北港緑地2)で行われた最終戦で島根スサノオマジックに勝利し、B1西地区7位で2023-24シーズンを締めくくった。
シーズンを通して勝率が高い上位8チームが出場できる「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP」(通称プレーオフ)の出場の可能性が残っていた島根スサノオマジックとの対戦ということもあり、島根からもファンが会場に押し寄せた。
リーグ戦全60試合に出場し攻守で引っ張ったショーン・ロング選手は、最終戦でも22得点を決めた。今年3月から途中加入した韓国出身のイ・ヒョンジュン選手は、得意の3ポイントシュートを10本中6本決め会場を沸かせた。74-67で勝利した。
今シーズン、チーム史上初の開幕7連勝でスタートしたが、主力のアンジェロ・カロイアロ選手のけがによる離脱をきっかけに失速。その後、10連敗や5連敗するなど苦しい結果が続き、25勝35敗の成績でB1西地区8チーム中7位となった。シーズン通算来場客は12万人と、2016(平成28)年のBリーグ発足以来、チームとして最多を記録した。
主将の竹内譲次選手は「けが人が出てから明らかに悪い方に進んでしまったのが悔やまれる。けがのせいだけではなくチーム力がまだ乏しかった」とシーズンを振り返った。途中から出場機会が減り、「個人的にも最後の方はうまく波に乗れていないと感じた」とも。2026年から始まる新B1リーグ「B.PREMIER(Bプレミア)」への参入に向けては、「2年後は41、42歳になって(現役を続けているか)どうなるか分からないが、何かしら携わりたい。プレミアに参入して大阪の子どもたち、大阪府民に愛されている存在になってくれれば」と話した。
終盤戦16試合で出場したイ・ヒョンジュン選手は「ファンの皆さまが応援してサポートしてくれているところが素晴らしかった。応援が心地よかった」と感謝を述べた。