大型ショールーム「hu+g MUSEUM(ハグミュージアム)」(大阪市西区千代崎3)の2階が3月23日、新エリア「hu+g Park(ハグパーク)」としてリニューアルオープンした。
「hu+g MUSEUM」は、2015(平成27)年1月、「大阪ガス」(中央区)発祥の地の大阪・千代崎に「食と住まいの情報発信拠点」としてオープン。メインエントランスとなる2階は、ガス機器を使った調理体験エリアやイベントスペースなどを展開していたが、周辺に暮らす約200人を対象に行ったアンケート調査を基に、ファミリー層をターゲットにカフェや遊び場を備えた「おでかけスポット」としてリニューアルする。エリア面積は約3000平方メートル。
空間デザインは、2025年大阪・関西万博の休憩施設の設計を手がける建築家・山田紗子さんが担当。4つのエリアで構成する。計測機器メーカー「タニタ」(東京都)とコラボしたカフェ「ガス火×タニタカフェ」では、ヤンニョムソースの唐揚げ定食(1,500円)や2種のタルタルソースをかけるサーモンフライ定食(1,400円)などを提供する。飲食スペースには、湖をイメージしたテーブルやガス温水床暖房が設置された小上がりスペースを設ける。玩具会社「ボーネルンド」(同)が設計プロデュースした3歳~6歳が対象のキッズスペース「花さくフィールド」には、滑り台などで体を動かしてもらう「のびのびエリア」とままごとセットを設置する「わくわくエリア」を展開する。
「森のできたてキッチン」には、最新のガスコンロを6台設置し、ピザやパスタを作る体験をランチ限定で用意。大型ビジョン前に椅子やマットの形をした人工芝の模型を設置する「芝生の丘シアター」では自分で撮影した写真を大型ビジョンに表示できるサービス「SwipeART」も提供する。
同館を運営する大阪ガスマーケティング(中央区)リビング営業本部の渡辺康二さんは「ガス機器の購入を検討している人が来るシュールームだったが、近隣の人が一日中楽しめるスポットにリニューアルしている。気軽に訪れてもらい、大阪ガスのファンになってもらえれば」と話す。
営業時間は10時~18時。入場無料。水曜定休。