スポーツカーレンタカー店「MR.HIRO(ミスターヒロ)」(大阪市大正区泉尾4)が11月1日、大正区・泉尾に移転オープンする。運営は日恵(同)。
MR.HIROは2019年8月、生産が終了した旧車スポーツカーを専門に扱うレンタカー店としてオープン。今回、300メートルほど離れたビル1棟に移転オープンした。1階はレンタカーや旧車の展示・販売スペース、2階はレーシングシミュレーター体験スペースやバー、屋上はドリフトカートで遊べる全長約400メートルのコースを設けた。同社・営業係長の平松大知さんによると、旧車の魅力を幅広く発信するため、エンターテインメント要素を加えたという。
レンタカーは、「ハチロク」の愛称を持つ「トヨタ スプリンタートレノAE86」やロータリーエンジンを搭載する「マツダ RX-7」、スーパーカーブームのバブル絶頂期に販売された「ホンダ NSX」など1980年から90年にかけて販売された往年の名車約10台が並ぶ。平松さんは「11月で入った27件の予約のうち25件がインバウンド客。海外でも人気の高い漫画『頭文字D』の影響で多くの人がハチロクを予約している」と話す。レンタル料金は3時間=9,460円~。
レーシングシミュレーターは、プロのドライバーも採用するものを6台設置。車種や世界中のサーキットコースをそれぞれ約100種類から選べ、フリー走行のほか対戦モードでも楽しめる。運転に合わせ座席のフレームが動き、リアルな揺れを再現する。利用料金は10分=1,500円~。隣接するバーでは、ウイスキーやワイン、スポーツカーをイメージしたソフトドリンクなど約30種類を提供する。
屋上のコースには、大人用6台、子ども用4台のEV(電動)カートを用意。大人用のカートは最大時速40キロメートルで、アクセルとサイドブレーキを使ってドリフト体験もできる(3歳までの子どもは1人同乗可能)。子ども用は、4歳から乗車可能。最大6台同時に走行でき、レースも楽しめる。10分当たりの利用料金は、大人=1,500円、子ども=1,000円。
営業時間は9時~19時(バーのみ翌1時まで)。