北加賀屋の「大阪だしの削り節加工場ひろひろ」(大阪市住之江区北加賀屋1)が10月16日、だしをブレンドした「大阪だしビール」の販売を始めた。
大阪市内のオフィス街にうどん店を運営する「ひろひろ」(中央区)が、新型コロナ禍の影響で来客数が激減したことを受け、2021年10月、北加賀屋に削り節加工場を設立。今年4月、工場休業日の毎月第1日曜に営業するうどん店もオープンした。今回、工場設立1周年を記念して、クラフトビールの製造や提供を行う「ブリューパブ センターポイント」(北区)と「大阪だしビール」を共同で開発した。
「大阪だしビール」は、ドイツ・ケルシュ地方で有名な「ケルシュスタイル」のビールに、カツオ、サバ、ウルメイワシの削り節をブレンドし、真昆布だしと合わせ、薄口しょうゆで味を付ける「大阪だし」を加えたもの。瓶詰めで容量は330ミリリットル。価格は900円。100本限定で同工場内の物販スペースで販売する。
廣田耕一社長は「だしのうまみとビールの苦みを同時に楽しめる味わいになるよう、約半年間かけて開発した。『ひろひろヌーヴォー』と題し、毎年10月にビールを開発していきたい。『大阪だし』の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と話す。
営業時間は10時~17時(土曜は12時から)。日曜・祝日定休。