昆布専門店「舞昆のこうはら」(大阪市住之江区東加賀屋1)が「敬老の日」の9月18日、65歳以上の高齢者を対象に商品の割引を行う「シルバー割」を行った。
1961(昭和36)年に創業し、昆布を使った製品の開発・製造・販売を手がける同社。シルバー割は高齢者の来店客が多いことから企画。2度目となった今年は、大阪府内の同社直営13店舗で行い、合わせて「4544組の高齢者が来店した」(同社)という。
対象商品は、北海道産のきのこ「たもぎ茸」のだしを合わせた天然酵母発酵の塩昆布「たもぎ茸舞昆(読み)」(1,080円)。65歳なら65%引きの378円、80歳なら80%引きの216円と、年齢分の数字を割り引いて販売。100歳の人には同商品を無料で提供し、101歳の人には同商品の無料提供に加えポイントカードの1ポイントを付与した。
昨年も来店したという老夫婦は「80歳なので80%引きで購入できた。来年も来店できるよう、元気に過ごさなければ」と笑顔を見せていた。
企画を担当する同社の近藤夏樹さんは「おかげさまで、昨年より多くの方に来店いただけた。従業員とお客さまのコミュニケーションのきっかけにもなる企画。『舞昆』を食べて元気な老後を過ごしていただけるよう、今後も続けていきたい」と話す。