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天保山で影絵作家、藤城清治さん作品展 影絵劇セット再現も

6メートル×3メートルの巨大作品「日本一大阪人パノラマ」

6メートル×3メートルの巨大作品「日本一大阪人パノラマ」

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 大阪文化館・天保山(大阪市港区海岸通1)で10月10日、日本を代表する影絵作家、藤城清治さんの作品を展示する「愛と平和の祈り 藤城清治展」が始まった。

開会式でスピーチをする藤城清治さん

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 「藤城清治ファンタジー展」(2013年)、「光と影の芸術人 藤城清治世界展」(2014年)に続き、3年連続で開催する藤城さんの作品展。藤城さんは1924(大正13)年東京生まれ。学生時代から絵画、影絵、人形劇を始め、1948(昭和23)年「暮らしの手帖」に影絵を連載し影絵作家として注目を浴びる。1952(昭和27)年には人形と影絵の劇団「木馬座」を結成、オリジナルキャラクター「ケロヨン」が爆発的な人気となった。91歳の現在も精力的に作品を生み出し続けている。

 会場には、今年のメーンビジュアルの「聖女クララの光」をはじめ、「こびとのドレミファソラシド」「ケロヨンとけん玉」などの新作、昨年完成した幅6メートル、高さ3メートルの巨大な作品「日本一大阪人パノラマ」など、約200点を展示する。影絵劇「銀河鉄道の夜」の舞台セット再現や、回り舞台を使った「ミニ影絵シアター」も。

 9日に行われた開会式には藤城さんも出席、「今年は戦後70年、私も21歳から(影絵を始め)今年で70年になった。戦後何もない所でも、光があれば影絵ならできると思い始めた。大阪らしいいろいろな感じが入り混じった楽しい展覧会になれば」とコメントした。

 入場料は、大人=1,500円、大学・高校生=1,300円、中学・小学生=800円。開催時間は10時~17時(日曜のみ18時まで)。12月20日まで。

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