2025年大阪・関西万博会場に設置されていた同万博公式キャラクター「ミャクミャク」のモニュメント移設に合わせたレモニーが11月29日、旧東ゲート近くで行われた。
4月13日から10月13日までの184日間、大阪市の人工島・夢洲で開催された同万博。会期中、東ゲート近くに設置されていた高さ約3.8メートルのモニュメントは、「いらっしゃいませ」のプレートの横で「ミャクミャク」が正座しお辞儀しているデザイン。来場客を出迎えるフォトスポットとしても親しまれていた。
同日、万博の会場跡地で開催された「ミャクミャク旅立ちセレモニー」では、抽選で選ばれた大阪府内在住の約1000人が詰めかけた。定員1000人に対して約167倍の応募があったという。ダンスグループ「アバンギャルディ」と大阪府広報担当副知事を務めるキャラクター「もずやん」がダンスパフォーマンスを披露した。
「おそらくこのセレモニーが万博会場での最後のイベントになる。まだ会場に何もない時から、万博頑張ろう!とミャクミャクがたくさん発信してくれた。ミャクミャクにありがとうの気持ちを伝えたい」と吉村洋文大阪府知事。会場装飾などを担当したデザイナーの引地耕太さんは「会期中、みんながミャクミャクの前で写真を撮って笑顔になっている様子を眺めるのが楽しみだった。これで終わりではなく、ミャクミャクたちにまた会える時を楽しみに待ちたいと」と話す。
セレモニー後、モニュメントをクレーンでつり上げ、トラックの荷台に積み込んだ。来年3月ごろ、大阪・吹田の万博記念公園内に設置予定。