
ロックミュージシャンHYDEさんのライブが10月3日、大阪・関西万博のEXPOアリーナ「Matsuri」で行われた。
和歌山県の魅力を発信する「和歌山DAY」の一環で、同県出身のHYDEさんが「HYDE [INSIDE」 LIVE EXPO 2025 OSAKA,KANSAI,JAPAN-WAKAYAMA DAY-]と題したライブを開催。会場に集まった約1万5000人の来場客は、曲に合わせてジャンプやヘッドバンキングしながらライブを楽しんだ。
HYDEさんは「楽しもうぜ万博、これまでの万博の中で一番盛り上げたい」と観客に呼びかけ、ソロ活動の楽曲「MAD QUALIA」「DEFEAT」をはじめ、在籍するバンド「L‘Arc~en~Ciel」の「HONEY」など12曲を披露した。同じく同県出身の歌手・玉置成実さんがゲストで登場し、HYDEさんと「GLAMOROUS SKY」を一緒に歌った。
HYDEさんは「(会場に)電車で来た人? 車で来た人? じてこ(和歌山弁で自転車の意味)で来た人?」と和歌山弁を交えながら観客に質問し、かつて和歌山市の観光大使を務めるなど地元愛をアピール。HYDEさんは現在、オーストリア観光大使を務めており、万博の同国パビリオンで展示するスワロフスキークリスタルがあしらわれた帽子を身に着け「THE ABYSS」などを披露した。
「L‘Arc~en~Ciel」が2015(平成27)年に万博会場のある夢洲でライブを開催したことに触れ、「更地だったので『砂ぼこりがひどかった』と苦情が入っていた」と笑い話を交えて振り返った。HYDEさんは「万博で(ライブを)やれてうれしい。みんな来てくれてありがとう。おおきに」と締めくくり、会場を後にした。