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此花区のはんこ・文房具店が「隠れ猫が潜む印鑑」販売 実印登録も可能に

文字の一部が「偶然に」猫の輪郭に見えるようにデザインした「ニャン鑑極み」

文字の一部が「偶然に」猫の輪郭に見えるようにデザインした「ニャン鑑極み」

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 はんこ・文房具店「城山博文堂」(大阪市此花区梅花3)が2月7日、名前の一部が猫の輪郭になった「ニャン鑑極み」の販売を始めた。

一人で全てのデザインを手掛ける城山社長

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 2014(平成26)年8月から販売する「ニャン鑑」は、文字の一部を猫の全身や顔のシルエットに置き換えた印鑑で、現在まで約3万本を売り上げる同社の一番人気商品。今年の「猫の日」が、2022年2月22日で「2」が6つ並ぶも「スーパー猫の日」となることを記念して、実印として使える「ニャン鑑極み」を発売した。

 「ニャン鑑」は認め印や銀行印として使えるが、実印は「名前以外の情報(マークなど)が入ってはいけない」と印鑑条例で定められているため、自治体によっては実印として登録ができない場合もあったという。城山謙一社長は「印鑑登録できなければ、本物の印鑑ではない」という悔しさから、「ニャン鑑極み」は実印に一般的に使用する書体「印相体」の文字の線を曲げるなど変形させ、「偶然に」猫の輪郭に見えるデザインを考案した。

 城山社長は「大阪市の役所で自分の名前で作ったはんこの印鑑証明を取得できた。特に大阪市は印鑑条例で『動物の形などで氏名を図案化したものは×』という記載があり厳しいにも関わらず登録できたので、ほとんどの自治体でも登録できるのでは」と自信を見せる。発売から3日間で約50本の注文が入っており、「『ニャン鑑』に続く、次なるヒット商品も狙いたい」と意気込む。

 オーダーメードで、デザインの相談や校正を経て、加工作業を進める。価格は浸透印タイプが4,000円~、印鑑タイプが5,200円~。同社が運営するウェブサイト「おもしろMY印鑑」で販売する。

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