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タグボート大正に「江戸前スタンド とろ安」 江戸前すしの認知拡大と地域活性化目指す

江戸前すしを中心に提供する「江戸前スタンド とろ安 本店」

江戸前すしを中心に提供する「江戸前スタンド とろ安 本店」

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 「江戸前スタンド とろ安 本店」(TEL 06-6695-7817)が12月3日、複合施設「タグボート大正」(大阪府大正区三軒家西1)2階にオープンした。運営は、「飲食人大学」を運営するCIXホールディングス(大阪市)。

「コの字型カウンター」を中心に67席を用意

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 「大阪ではなじみの薄い、江戸前すしの魅力を伝えたい」と、本格的な江戸前すしをリーズナブルな価格で提供する。店名は、江戸前すしで人気の高い「トロ」と、「安い」を組み合わせて付けた。客とのコミュニケーションを積極的に行えるよう、コの字型カウンターを中心にカウンター25席、テーブル42席を設ける。

 注文はモバイルで受け付け、テーブル席にはロボットが配膳する。執行役員の高田正光さんは「コロナ対策というのもあるが、人件費削減やオペレーションの効率化、未来の働き方の先駆けになればと導入を決めた。最初は使いこなせるか不安だったが、今では無くてはならない存在」と、配膳ロボットをたたえる。来年1月中旬ごろにはドリンクを作るロボットも導入し、さらなる効率化を目指す予定。

 すしメニューは30種類以上、1皿120円からそろえる。仕入れ状況に合わせた日替わりすしメニューも用意。カウンター席で提供するすしは、職人が目の前で握って提供。中にはすし職人歴27年の職人も在籍する。目玉は、マグロを湯引きして24時間しょうゆに漬けた「名物 トロのづけ」(1貫=308円)。そのほか、店内のいけすからそのまま調理した「活アワビ」(2貫=638円)や、マグロの端材をのせた「いろいろスキミ」(2貫=385円)などを提供する。すしメニュー以外にも、「造り三種盛り」(649円)や「ふぐ一人てっさ」(同)、「う巻き(肝付き)」(418円)などのつまみメニューも用意する。客単価は3,000円。

 ドリンクは、ビールやハイボール、サワー、焼酎などのメニューに加えて、「酒が強くない人でも楽しめるように」と、アルコール度数を0.5%程度に抑えた低アルコールドリンクもそろえる。日本酒は9種類用意し、429円から提供。大正区在住のファミリーやサラリーマンをターゲットに据え、地域密着型の親しみやすい店作りを意識する一方で、「特別感を味わいたい方向けに」と、「とろ安 別邸」と名付けたVIPルームも用意する。

 高田さんは「オープンを機に『タグボート大正』に新たなお客さまを呼び込み、大正区の活性化に貢献できたら」と意気込む。

 営業時間は17時~23時(土曜・日曜・祝日は12時~)。月曜定休。

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