大阪南港ATCホール(大阪市住之江区南港北2)で7月25日、恐竜の世界を体感できる展覧会「マンダイプレゼンツ メガ恐竜展2017-巨大化の謎に迫る-」が始まった。
関西初となる同展は2015年に東京で初開催し、今回で3回目。恐竜の中でも最も大きく、史上最大の陸上生物とされる「竜脚類」にスポットを当て、復元骨格や化石など約200点を展示する。ターゲットはファミリー層。
2900平方メートルある会場は、恐竜の歴史や復元骨格の展示など9エリアで構成。目玉のトゥリアサウルスはスペインで発見されたヨーロッパ最大の恐竜で、復元骨格(半身)は関西初公開。併せて展示する「脳函(のうはこ)」と「歯」の実物化石は日本初公開だという。そのほか、ステゴサウルスやティラノサウルスなどの全身復元骨格や生体復元モデル、恐竜ロボットなどを展示。会場外には、恐竜カートや恐竜スライダーなどのアミューズメントコーナーも用意する(別途料金が必要)。
25日には、天王寺動物園のニワトリ「マサヒロくん」が登場。恐竜の進化した姿が鳥と考えられていることから、同展の広報大使に任命された。開幕に合わせて来日した、トゥリアサウルスを所蔵するスペインの博物館「ディノポリス」のルイス・アルカラ館長から委嘱状を受け取り、会場は拍手で包まれた。
ルイス館長は「世界中の恐竜の復元骨格や本物の化石があって、ユニークな展示となっている。分かりやすい動画やパネルもあるので勉強にもなる」と話す。
料金は、一般=1,600円(前売り=1,300円)、3歳~中学生=900円(同=700円)。
開場時間は9時30分~16時30分(最終入場は16時)。9月3日まで。