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大阪・天保山で「恐竜博」 15メートルの「スピノサウルス」復元骨格も

全長約15メートルのスピノサウルス復元骨格

全長約15メートルのスピノサウルス復元骨格

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 大阪文化館・天保山(大阪市港区海岸通1)で9月17日、世界中の恐竜を集めた「恐竜博 2016」が始まる。

世界最大のティラノサウルス「スコッティ」

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 世界中から集まった新発見の恐竜や、恐竜に関する最新の研究結果を発表する同展。今年は大阪のほか、春に東京、夏に福岡で開催。のべ62万人以上が来場した。17日の開場を前に、日本初公開となる恐竜「スピノサウルス」の全身復元骨格の組み立て作業が13日、報道陣に向けて公開された。

 スピノサウルス(全長約15メートル)は、ティラノサウルス(全長約12メートル)を超える史上最大の肉食恐竜。「トゲのあるトカゲ」を意味し、背中に帆のような突起があるのが特徴。今回展示される復元骨格の背骨は約165センチ。肉食恐竜には珍しい四足歩行であったことや、水中に進出していたことが新仮説として2014年に発表されている。

 スピノサウルスと同じく大型の肉食恐竜である「ティラノサウルス」の復元骨格の展示も。世界で3体あるうちの1体で、これまで発掘された中では最大となる。2013年に完成し、日本では初公開。同イベントを監修した国立科学博物館の真鍋真博士は「異なる時代や大陸に生きた2つの恐竜の対峙(たいじ)が実現した。間近で見て体感してほしい」と話す。

 そのほか、「パラサウロロフス」「カスモサウルス」の2体の「赤ちゃん化石」(実物)や、羽毛を持つ鳥盤類恐竜「クリンダドロメウス」、スピノサウルスやティラノサウルスと同じ獣足類でありながら草食であったとされる「チレサウルス」などの復元骨格を展示する。

 開場時間は10時~17時。観覧料は、一般=1,500円、学生=1,000円、中学生・小学生=800円。来年1月9日まで。

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