大阪・港区に本拠地を置くバレーボール・SVリーグ女子の大阪マーヴェラスが10月10日・11日、おおきにアリーナ舞洲(大阪市此花区北港緑地2)でリーグ開幕戦に臨んだ。
昨季SVリーグの初代女王に輝いた大阪マーヴェラス。開幕戦ではヴィクトリーナ姫路と対戦し、1-3、2-3で2連敗となった。
10日は2653人が観戦。ヴィクトリーナ姫路のサーブに苦しめられ、常に追う展開を強いられた。元日本代表の田中瑞稀キャプテンや林琴奈選手、ベルギー代表のリセ・ファンヘッケ選手などの活躍で1セットを奪ったものの、第4セットは10-25と、地元ファンの前で厳しい姿を見せてしまった。
11日は2962人が観戦。新加入した米国代表のサマンサ・フランシス選手のほか、志摩美古都選手、成瀬ももか選手、目黒優佳選手を初起用。10日は途中出場のみだった日本代表・塩出仁美選手をスタートから起用するなど、メンバーを大幅に変えて試合に臨んだ。ミドルブロッカーのフランシス選手が198センチの身長を生かした高いブロックで6点、同じくミドルブロッカーの成瀬選手がブロックで5点、アウトサイドヒッターでスパイク決定力のある田中選手がブロックでも4点を取るなど、ブロックだけで合計18点を稼いだ。しかし、勝負どころでのスパイクを決められず、フルセットの末に敗れた。
11日の試合後、志摩選手は「10日の敗戦を反省して臨んだ。自分たちのやりたいことをしっかりできた部分もあったし、やっぱりここが勝負どころというところで決めきれなかった。次戦では決めどころでちょっと甘いところをしっかり詰めていきたい」と振り返った。
塩出選手は「ホーム開幕戦ということもあり、昨シーズンよりもたくさんの人に来場してもらい、会場としてはすごく盛り上がった。プレーしやすい雰囲気の下で勝つつもりでいたが、2連敗という結果は少し残念。シーズンは長いので、ここで立ち止まるわけにいかない。チームとしても個人としてもたくさん課題が見つかる2戦だった」と話す。
11月15日・16日にはおおきにアリーナ舞洲でクインシーズ刈谷と対戦する。