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大阪・関西万博が閉幕 184日間で2900万人が来場、さまざまなイベントも

「フラッグパレード」に登場したミャクミャクとアバンギャルディ

「フラッグパレード」に登場したミャクミャクとアバンギャルディ

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 大阪市の人工島・夢洲で開催されていた2025年大阪・関西万博が10月13日、閉幕した。

旗を持ったパフォーマーが列をなして歩いた

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 4月13日に開幕し、1日も休むことなく184日間開催した。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、158の国と地域、9の国際機関が参加。期間中の総来場者数は2901万7924人となった。

 閉幕日、会場内ではさまざまなイベントが行われた。「ギャラリーEAST」では、パビリオンの外観写真や開幕日からの様子を振り返る写真など約600点を展示する「みんなの物語、一つの万博:184日間の軌跡」を開催。家族や友人と訪れ25回目の来場という40代の女性は「写真を見ていると、初めて訪れた時の記憶や楽しかった思い出が浮かぶ。もう終わってしまうのはすごく寂しいが、本当に楽しかった」と笑顔を見せる。

 167の国と地域の旗を掲げるパフォーマーやマーチングチームがEXPOアリーナ「Matsuri」から「大阪ヘルスケアパビリオン」まで大屋根リング下を練り歩く「フラッグパレード」を開催した。西ゲート前エリアでは、ダンスグループ「アバンギャルディ」や同万博公式キャラクター「ミャクミャク」が登場。観覧客の手拍子に合わせ、ミャクミャクが軽快なステップを披露した。

 電気事業連合会が出展するパビリオン「電力館」の壁面では来場者が「感動をありがとう スタッフの皆さんご苦労様でした」などのメッセージを書くイベントが行われたほか、複数の国が共同でブースを出展するパビリオン「コモンズ」のガラス壁ではスタッフがピンクや黄色など色とりどりのペンで感謝の思いを記した。

 夜には花火やドローンショーが開催された。開演前から大屋根リングには花火を見ようとする人が押し寄せ、赤や青、ゴールドの花火が打ち上げられると「おぉー!」という歓声とともに拍手が湧いた。ドローンショー「One World, One Planet」では、ミャクミャクの絵柄とともに「THANK YOU」「EXPO2025」の文字が夜空に浮かび上がり、来場客が写真を撮影しながら楽しんだ。

 閉会式に出席した吉村洋文大阪府知事は、会場ボランティアやパビリオンスタッフなどへ感謝を述べた後、「また、いつの日か日本で万博をやりましょう。ありがとう」と締めくくった。

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