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大阪・関西万博にカタールパビリオン 「ダウ船」モチーフに隈研吾さん設計

「ダウ船」をモチーフにしたカタールパビリオン

「ダウ船」をモチーフにしたカタールパビリオン

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 2025年大阪・関西万博「カタールパビリオン」の開館式が4月15日、行われた。

カタールの変遷を紹介する海の展示エリア

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 「海岸から私たちは前進する」をテーマに、海洋文化に根差したカタールの文化や歴史、急速に進む都市開発などを紹介する。2階建てのパビリオンは、建築家の隈研吾さんが設計。外観は、アラビア海を往来していた商人の木造帆船「ダウ船」の帆をモチーフにした膜で覆われているのが特徴。敷地面積は1846平方メートル。

 展示は海・陸の2エリアで構成。海のエリアでは、真珠産業や漁業が盛んだった地域をパールで示した1824年の地図と、ホテルや工業地帯など異なる分野で発展する様子を異なる色のガラス玉で表現した2025年の地図を並べ、来場者に見比べてもらう。陸のエリアでは、イルカやジュゴンが生息する海に面したサルワとアブ・サムラ、液化天然ガス港、ラス・ラファンLNG港などの海岸線沿いの都市や港など12のエリアを、地図や写真で紹介する。

 グッズショップでは、パビリオンの外観デザインを施したトートバッグや同国をイメージしたステッカーのほか、うちわや織物などの工芸品を販売する。

 15日の開館式では、パビリオン前のステージで伝統的なダンス「アルダダンス」が披露された。同パビリオンの副コミッショナー、アリー・ビン・ワリード・アール・サーニさんは「展示内容は、イノベーションと人材育成を基盤として持続可能な未来への道筋を示すカタール国家ビジョン2030を表している。国内外からの来場者に、カタールの伝統と進歩の調和を体感してもらえれば」と話す。

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