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大阪・関西万博に「日本館」 「循環」テーマ、初公開「火星の石」も

日本政府が出展する「日本館」

日本政府が出展する「日本館」

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 2025年大阪・関西万博のパビリオン「日本館」(大阪市此花区夢洲)が4月9日、公開された。

初公開する「火星の石」

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 日本政府が出展する「日本館」は、「いのちと、いのちの、あいだに」をコンセプトに、循環型社会に関する取り組みなどを「プラント」「ファーム」「ファクトリー」の3つのエリアに分けて紹介する。敷地面積は約1万3000平方メートル。建物は、長方形の木の板560枚を円環状に並べ「循環」を表現する。

 「プラント」エリアでは、重さ13キロで世界最大級の火星隕石(いんせき)「火星の石」を初公開する。微生物がごみを分解する様子を表現した光の演出や、会場で出たごみを微生物が水やガスに分解する設備を展示。パビリオン中央の吹き抜け空間には、生ごみを分解する過程で発生した水をためた水盤を設置する。

 「ファーム」エリアでは、日本の人気キャラクター「ハローキティー」がミカヅキモやクロレラなどの藻類に扮(ふん)した32体のオブジェや、光合成を行う藻類などの生物を培養するチューブ「フォトバイオリアクター」を何重にも重ね天井につり下げる空間などを展開する。

 「ファクトリー」エリアでは、日本の人気キャラクター「ドラえもん」の案内の下、20年に一度社殿を建て替える「式年遷宮」や小惑星探査機「はやぶさ」など資源や素材の循環を生かした「日本のものづくり」を紹介する。

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