没入体験型謎解きイベント「Ib（イヴ）謎解きミュージアム」が2月2日、大阪・南港のATC（大阪市住之江区南港北2）ITM棟4階特設会場で始まった。

「ゲルテナ」の美術展を再現する

　「Ib」は2012（平成24）年にkouri（コウリ）さんが公開したホラーアドベンチャーゲーム。ストーリーは、「ゲルテナ展」が開催される美術館を訪れた主人公・イヴが、ある作品を見たことで迷い込んだ「謎の世界」からの脱出を目指す。同イベントは、kouriさんが監修し、ボウケンワークス（東京都渋谷区）が謎解き制作を担当した。昨年9月の東京会場を皮切りに、福岡を巡り、今回、大阪で開催する。

　参加者は、架空の芸術家・ゲルテナの美術展を再現した会場を舞台に脱出を目指す。90分の制限時間内に、配布されたストーリーブックや目録、ヒントブックを使いながら、展示しているゲルテナの作品をヒントに謎を解き明かしていく。プレーヤーの選択によってエンディングが変わるマルチエンディングで、複数のストーリーを用意する。推奨参加年齢は12歳以上。

　グッズは9種類。同イベント用に書き下ろしたイラストのアクリルスタンド（1,200円）、キャラクター「青い人形」のぬいぐるみ（3,500円）、ゲーム内に登場するゲルテナ作品の「謎付きポストカード」（400円）などを用意する。

　同展実行委員会の青木美夏さんは「ゲームの世界観で、登場キャラクターの1人になって楽しめると、ゲームファンの方を中心に大変好評いただいている。1人でも複数人でもプレイでき、マルチエンディングなので、期間中何度も楽しんでもらえたら」と話す。

　料金は2,900円（土曜・日曜・祝日＝3,400円）。2月25日まで。