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天保山に1フロア貸し切り宿「今昔荘」 大観覧車望む露天風呂も

天保山大観覧車が見える露天風呂

天保山大観覧車が見える露天風呂

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 宿泊施設「今昔荘 天保山 大阪ベイ」(大阪市港区築港3)が開業して2カ月がたった。運営はファンバウンド(滋賀県)。

プロジェクションマッピングで湯船に映像を投影する

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 「古いものから新しい価値を創り出す」をテーマに掲げ、オフィスビルや古民家を改装した貸し切り宿「今昔荘」を運営する同社。2018(平成30)年6月、大阪・道頓堀に1棟目をオープンし、同館が5館目。3月24日に開業した。オフィスとして利用されていた4階建てのビルを改装し、2階~4階に2種類の客室を設ける。室内は木造家具や畳など、和テイストな内装にしたという。

 2階の客室は、海遊館が近くあることから、江戸時代の水族館「生洲(いけす)」をイメージしたヒノキ風呂を設置。プロジェクションマッピング機能を搭載し、イルカや桜吹雪の中を泳ぐコイなど名古屋造形大学の学生が「水」をテーマに製作した映像作品9種類を水面に投影できる。広さは約90平方メートル、最大8人で宿泊できる。

 3階・4階には、メゾネットタイプの客室を用意する。江戸時代の船の目印「高灯籠(たかどうろう)」がテーマの露天風呂には、信楽焼の浴槽を設置。天保山大観覧車を眺めながら入浴できる。広さは約165平方メートル、最大15人で利用できる。

 同社の上島徹成社長は「大人数で泊まれる高級旅館をコンセプトに、家具や内装などもこだわった。新型コロナ禍の影響でインバウンド(訪日客)は少ないが、家族連れや学生などの長期間利用が多い。観光だけでなく、ホテルで過ごす時間も楽しんでもらえたら」と話す。

 宿泊料金は、「生洲」=6万円~、「高灯籠」=8万円~。

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