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千鳥橋にフルーツタルト専門店 若い世代の「フルーツ離れ」に対抗

旬のフルーツのタルトを用意する「ふぁみり~たると」

旬のフルーツのタルトを用意する「ふぁみり~たると」

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 フルーツタルト専門店「ふぁみり~たると」(大阪市此花区梅香3、TEL 06-6466-7008)が6月10日、阪神なんば線・千鳥橋駅近くにオープンした。

一番人気の「宮崎県産完熟マンゴー」

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 大阪市此花区と尼崎市杭瀬に2店展開するフルーツ専門店「ふるぅつふぁみり~」の新業態としてオープンした同店。フルーツに携わって20年以上のキャリアを持つ荒山拓哉社長がかねて危惧していた若い世代の「フルーツ離れ」を食い止めようとフルーツをふんだんに盛り付けたタルトを開発。同社がフルーツを卸す神戸のクレープ店が中高生に人気だったことにヒントを得た。

 マンゴーを4分の1使った一番人気の「宮崎県産完熟マンゴー」(734円)をはじめ、「佐賀県産いちごさん」(626円)、「山梨県産シャインマスカット」(637円)、「フィリピン産ゴールデンパイン」(421円)など、産地を記載した旬のフルーツのタルトを7、8種類用意する。初日は、オープン後3時間で720個を完売したという。

 荒山さんは「フルーツの食べ頃を見極める目利き、果汁を閉じ込めるカット技術、ホテルで経験を積んだパティシエの技を融合させた自信作」と胸を張る。フルーツの甘味を生かすため「あっさりとした甘さ」の和三盆を使い、黄身が濃い岡山県の「坂本たまご」、国産の小麦粉などの素材を使う。

 「1個でも買いやすいように」とジュエリーボックスをイメージした1個専用の箱や、7色から選べる紙袋など、パッケージにもこだわる。荒山さんは「フルーツタルトを通してフルーツを食べる習慣ができれば。地元に密着して50年後も愛される店に育てたい」と意気込む。

 営業時間は11時~18時(売り切れ次第終了)。月曜・木曜定休。

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