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ピーチ、「LCCオブ・ザ・イヤー」受賞 2年連続黒字や航空需要掘り起こしなど評価

CAPAのピーター・ハービソン会長(中央)と、Peach Aviationの井上慎一CEO(中央左)ら

CAPAのピーター・ハービソン会長(中央)と、Peach Aviationの井上慎一CEO(中央左)ら

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 Peach Aviation(大阪府泉佐野市)は11月24日、「2015年 アジア太平洋地域 LCCオブ・ザ・イヤー(2015 Asia Pacific Low Cost Airline of the Year)」を受賞したと発表した。

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 航空業界における独立系シンクタンク「CAPA Centre for Aviation」(本部=オーストラリア)が2002年から行っている、航空業界をけん引している航空会社、空港を表彰する「CAPA アビエーション・アワード・フォー・エクセレンス」(CAPA Aviation Awards for Excellence)において、アジア・太平洋地域において特に優れた実績を残したLCCを表彰する同賞。日本を含む北東アジアのLCCでは初めての受賞となる。

 同社が選定された理由としては、日本の新興LCC市場で速やかに優位性を確立したこと、ライバル企業が増え続ける厳しい市場環境の中、サービスと戦略の革新で差別化を図ってきたことなどを挙げ、2年連続で黒字を達成していることも評価。本拠地である大阪の関西国際空港で急成長を遂げ、今年8月には日本のLCCとして初めて東京の羽田空港に乗り入れたほか、家族旅行では女性が予約の役目を担う場合が多いことから、女性客をターゲットとする大胆なアプローチを採用した点についても触れ、そこから高齢者やビジネス客を含む幅広い顧客層へ訴求してきた点や、航空需要を掘り起こし、日本から近隣の短距離市場への海外日帰り旅行という「従来は考えられなかった利用形態の掘り起こしに成功した」と受賞理由を挙げた。革新的な自動チェックイン機を導入した点も挙げている。

 同社の井上慎一CEOは「2012年3月の就航から2年1カ月での単年度黒字を実現し、誰もが否定的であった日本におけるLCCビジネスモデルが、条件さえ整えば事業として成立することを実証した。現在では国際線9路線、国内線13路線を運航し日本のお客さまだけではなく、韓国、香港、台湾を含むアジアのお客さまにご利用いただいており、日本におけるインバウンド旅客の獲得に貢献している」とコメントしている。

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