アートをテーマにしたイベント「すみのえアート・ビート2025」が11月9日、クリエイティブセンター大阪(大阪市住之江区北加賀屋4)と北加賀屋公園(同)で開催される。
現在同施設が立つ名村造船所大阪工場跡地が2009(平成21)年、経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されたことをきっかけに、「すみのえミュージックフェスタ」としてクリエイティブセンター大阪で始まったイベント。2013(平成25)年から現在の名称に変更し開催している。会場を北加賀屋公園にも広げた昨年は、大阪府内外から約8000人が来場したという。16回目の今回も2会場で開催する。
会場にはアート作品を展示。造船所跡地のドックには、同イベントの目玉で高さ9.5メートルのアヒルのアート作品「ラバー・ダック」を浮かべる。ラバー・ダックの関連グッズは、Tシャツ(各2,700円)やステッカー(400円)、同イベント限定のアクリルスタンド(各1,200円)などを用意する。
北加賀屋公園には中に入ることができる立体アート作品を展示。アーティストの奥中章人さんが作った。クリエイティブセンターでは風船で迷路を作るワークショップの開催や大阪府立港南造形高校(南港東2)の生徒による体験型アート作品を展示する。
造船所の倉庫前では、車内見学ができるロンドンバスを設置。アヒル形のドローンを飛ばすパフォーマンスも行う。約50店がフードやハンドメード作品などを販売するマルシェ「みんなのうえん祭」や北加賀屋に拠点を置く3つの劇団が短編の舞台を披露する「北加賀屋シアターアーツ」、普段は入ることができないエリアを巡ってもらう「造船所跡地ウォーク」なども用意。コミュニケーションアプリ「LINE」を活用しながら北加賀屋のスポット5カ所を巡ってもらうスタンプラリーも開催する。
実行委員会の宇野好美さんは「例年人気のラバー・ダックの展示から体験型アートまで盛りだくさんの内容を用意している。北加賀屋のまち全体でアートを楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は10時~16時。入場無料。