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万博で「サカナの未来Week」 水産業に関するサステナブルな取り組み紹介

9月30日に開催されたトークセッション(撮影:青木信之)

9月30日に開催されたトークセッション(撮影:青木信之)

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 イベント「選んで守るサカナの未来Week」が現在、2025年大阪・関西万博内の「ブルーオーシャン・ドーム」で開催されている。

「第6回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード授賞式」も

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 水産資源や環境に配慮し持続可能な方法で生産された水産物「サステナブル・シーフード」に関するトークショーやワークショップを展開する同イベント。主催は同パビリオンを出展するNPO法人ゼリ・ジャパン。

 9月30日はトークセッションが行われ、一般社団法人「日本サステナブルシーフード協会」代表理事の鈴木允さんや一般社団法人「Chefs for the Blue」代表の佐々木ひろこさんらが登壇。「サステナブル・シーフード」と「教育」をテーマに、3団体が取り組みを紹介した。鈴木さんは「『サステナブル・シーフード』に興味関心を持ってもらえたら。より多くの人に海や魚のことを知ってほしい」と話す。

 同日、「サステナブル・シーフード」に関する普及活動から優れた取り組みを選出する「第6回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード授賞式」も行われた。「リーダーシップ部門」では、北海道・積丹町の磯焼けによって失われた藻場を再生し、ウニ資源を循環的に活用する「積丹方式」のプロジェクトがチャンピオンを受賞した。「コラボレーション部門」では、漁業者や行政関係者などが集まりプロジェクトや政策提言を行う「水産未来サミット」がチャンピオンに、環境や社会に配慮した持続可能なブラックタイガー養殖を目指す「インドネシア・エビ養殖改善プロジェクト(AIP)第三期」が特別賞に選ばれた。審査員を務めた農林水産省顧問の宮原正典さんは「今回は、過去最多レベルの応募があり、多彩で高水準な取り組みが集まった。これらの挑戦が次世代への道を切りひらいていくことにつながる」と話す。

 会場では今後、「サステナブル・シーフード」に関する取り組みをまとめた映像の上映(10月3日)、クイズを交えて「サステナブル・シーフード」について学んでもらうトークセッション(10月5日)などを予定している。10月5日まで。

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