
お好み焼きとたこ焼きを作る体験イベントが8月27日、2025年大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」イベント広場で開催された。
「ゆかり」「千房」「道頓堀くくる」など大阪のお好み焼き店とたこ焼き店を展開する10社で組織する「上方お好み焼たこ焼協同組合」が、お好み焼きとたこ焼きの魅力発信を目的に企画した。当日は、家族連れや海外からの来場者を中心に約50人が参加。お好み焼とたこ焼きのプロである同組合スタッフ指導の下、お好み焼とたこ焼き作りに挑戦した。
イベントでは、10社それぞれのこだわりを交えながら、生地の混ぜ方など「自宅でおいしく作るためのコツ」を参加者に伝授。手取り足取り調理法を教わった参加者は、完成したお好み焼やたこ焼きを食べ満足そうな表情を浮かべていた。
イベントを終え、同組合理事長で「ゆかり」(大阪市北区)社長の山下真明さんは「イベントを通してたくさんの方に体験いただき、お好み焼とたこ焼きに興味を持ってもらった。材料費高騰や後継者不足などで苦しい部分もあるが、老舗店が協力し合うことで『こなもん』文化を絶やすことなく次世代につないでいきたい」と話す。