
トーゴ共和国の魅力を発信するイベント「トーゴ共和国ナショナルデー」が8月21日、大阪・関西万博内で開催された。
ナショナルデーは、万博に参加する国が日替わりで自国の文化をアピールするイベント。トーゴ共和国は西アフリカの国。複数の国が共同で参加するパビリオン「コモンズD」に出展している。EXPOナショナルデーホール「レイガーデン」で行われた式典では、ローズ・カイ・ミヴェドール・サンビアニ貿易・工芸・国内消費大臣が「トーゴは、包括的で持続可能な活動に取り組むという大きな志を持つ国。トーゴと日本は、自らのアイデンティティーを尊重し人類のためのイノベーションの追求を目指すという信念を共有している」とあいさつした。
ステージでは、3組のアーティストがパフォーマンスを披露。トーゴ出身のロロ・アグブレウォヌさんは日本人アーティストとコラボし、アフリカンドラム「ジャンベ」のほかマラカスのような楽器「アカヤ」などを演奏した。歌手のキング・メンサさんがヒット曲「Mifon」など5曲を披露すると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。パフォーマンス集団「ヌナナカンパニー」は、太鼓のリズムに合わせて戦士の舞や王の舞など、同国の伝統的なダンスを披露した。
大屋根リング下で行ったパレードでは竹馬に乗ったパフォーマーが太鼓のリズムに合わせて足を上げたりジャンプしたりしながら練り歩いた。
パビリオンで同国は、農業やインフラなどの分野で同国が取り組む社会的プロジェクトをパネルで紹介するほか、太鼓やマラカスなどの伝統楽器を展示している。