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海遊館近くの防波堤にウオールアート アーティスト、来館者、スタッフで制作

海遊館西はとばの防波堤に完成した「フフフなウォールアート」

海遊館西はとばの防波堤に完成した「フフフなウォールアート」

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 海遊館(大阪市港区海岸通1)西はとばの「フフフなウォールアート」が7月24日に完成し、常設展示が始まった。

HOKUTO TANEICHIさんが動物の絵を描く様子

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 海遊館と天保山マーケットプレイス開業35周年イベントの一環。「フフフなウォールアート」は昨年10月から進めていたメインプロジェクトで、「海遊館西はとば」の防波堤壁面をキャンバスに見立て、海遊館で飼育している動物約20種類や、カラフルなサンゴの絵を描いた。壁面の大きさは、幅約14メートル、高さ約3メートル。

 油絵やウオールアートを手がけるアーティスト・HOKUTO TANEICHIさんが水性ペイントでジンベエザメやワモンアザラシ、カマイルカなど同館で飼育する約20種類の動物を描いた後、約590人の来場者が黄色やピンクなど色とりどりの絵の具でサンゴを描いた。サンゴの絵にはUVコーティングを施さないことで、時間とともに色が薄まり白くなる変化も楽しめるよう工夫したという。7月24日に大阪市港区内の小学生3人が最後の筆入れを行い、完成した。

 HOKUTO TANEICHIさんは「海遊館のテーマ『すべてのものはつながっている』を基に、海の多様な姿を表現した。海の美しさや大切さを思い起こすきっかけになれば」と話す。海遊館の濱元博之社長は「長年にわたって地域を水害から守ってきた防波堤が、アートの力で新たな価値を持つ存在へと生まれ変わった。地域のシンボルとして愛される場になれば」とも。同館広報担当の田井康之さんは「海遊館のスタッフが動物の色を塗ったり、サンゴを描いたりした。HOKUTO TANEICHIさん、来館者、海遊館のスタッフが共に作り上げた作品で、新たなにぎわい創出につなげたい」と意気込む。

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