
高さ9.5メートルのアヒルのアート作品「ラバー・ダック」の特別展示が6月2日、クリエイティブセンター大阪(大阪市住之江区北加賀屋4)で始まった。
2005(平成17)年、芸術文化活動の発信拠点として名村造船所大阪工場跡地に同施設を開設。開設20周年を記念し、まちの新たな魅力を発信するプロジェクト「北加賀屋BIG★BANG」を年間を通じて実施している。同作品の展示もプロジェクトの一環。
「ラバー・ダック」は、オランダ人のフロレンタイン・ホフマンさんによるパブリックアート作品。世界各地の河川や海などの水辺をバスタブに見立て、「世界にボーダーラインはない」というメッセージを伝えている。日本では、中之島や八軒家浜、狭山池など大阪を中心にさまざまな水面に登場した。これまでは一日限りの展示だったが、連日展示するのは今回が初めて。8日間にわたり展示する。
同施設を所有する千島土地の広報・宇野好美さんは「ゆったりと浮かぶ『ラバー・ダック』に会いに来てほしい。同じ会場では大型美術作品に特化したアートフェア『ART OSAKA 2025 Expanded Section』を開催しているのでスケールの大きいさまざまな作品を楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は11時~19時。6月9日まで。6月5日から北加賀屋限定レプリカ1種類と新作グッズ9種類を販売する。新作グッズは、キャップ(3,000円)や手ぬぐい(1,700円)、ワンポイント刺しゅう靴下(1,100円)、トートバック(2,000円)などを用意する。いずれも「ラバー・ダック」をあしらう。販売時間は5日=14時~18時、6日~8日=12時~18時、9日=12時~17時。