
海遊館(大阪市港区海岸通1)前イベント広場で4月17日、同館で展示している生物をかたどった「オリジナルのぼり」の装飾が始まった。
5月5日の「こどもの日」に先立ち毎年行う同装飾。1991(平成3)年の開館時、カツオ漁などの漁具として使われていたのぼりを譲り受け、広場に装飾したことから始まる。17回目となる今回は、同館から天保山マーケットプレイスまでの上空約100メートルに3本のロープを渡し、海の生き物をモチーフにした「オリジナルのぼり」を掲げる。
「オリジナルのぼり」は25種類・30体。「ジンベエザメ」は、長さ約10メートルで、ブルーとグレーの2色を飾る。昨年12月リニューアルした「グレート・バリア・リーフ水槽」で飼育する生き物は、ピンクやブルーのサンゴ、黄色い体色に薄いオレンジ色のしま模様が特徴の魚「レインフォーズバタフライ」、紫の体色の魚「パープルクイーン」などを並べる。
広報担当者の松村将太さんは「海外からの来場者も日本特有の『こいのぼり』を楽しんでほしい。のぼりで見た生物を館内で探したり、昨年オープンしたくつろぎ空間のベンチに座りながらゆっくりとのぼりを眺めたりしてもらえれば」と話す。
6月1日まで。