
船着き場を備えた複合施設「中之島GATE サウスピア」(大阪市西区川口2)が4月6日、安治川左岸に開業した。
「水の都・大阪」の魅力発信拠点、2025年大阪・関西万博の開催地・夢洲などの大阪ベイエリアと道頓堀や中之島など大阪市内の中心部をつなぐ水上交通拠点としてオープン。マリーナ運営などを手がける「biid」(神奈川県)と自動車小売事業や飲食事業を手がける「ジーライオングループ」(神戸市)から成る合弁会社「中之島GATE」が運営する。施設はトレーラーハウス型で、広さは約7900平方メートル。
施設内には、川船と海船の両方が発着する桟橋2基を備えた船着き場を設ける。船着き場の上には、安治川を望むバーベキュー場や洋食レストラン「UGEN」、和食レストラン「左舷」など飲食店のほか、かつて同施設の場所にあった「川口居留地」のジオラマ展示場や屋外プールを備える。
biidの松尾省三社長は「海からも川からも人が集う活気ある場所にしていきたい」と意気込む。吉村洋文知事は「大阪の港が開けた歴史的な場所に開業した。新たな観光拠点、海と川をつなぐ拠点、水都大阪の魅力発信拠点として発展していくことを期待している」と話す。
営業時間は9時~22時。