
2025年大阪・関西万博の「ガスパビリオン おばけワンダーランド」(大阪市此花区夢洲)の開館式が3月27日、行われた。
一般社団法人日本ガス協会(東京都港区)が出展する同パビリオン。「化けろ、未来!」をテーマに、都市ガスのカーボンニュートラル化への取り組みを楽しく学んでもらう体験コンテンツや展示を展開する。敷地面積は約2126平方メートル。建物の特徴は、最大高さ18メートルの三角形が連なる形の屋根。施設内は、XR体験を提供する「化ける体験エリア」とパネル展示を行う「化ける展示エリア」、グッズショップ「おばけストア」で構成する。
「化ける体験エリア」では、仮想空間と現実世界を融合した最新技術「XR」を活用した映像体験を展開。参加者には、着用すると他の参加者がお化けに見えるVRゴーグルを装着してもらい、同パビリオンのキャラクターでお化けの姿をした「ミッチー」の案内のもと、「おばけの世界」を旅しながら未来のエネルギーについて考えてもらう。1回約40分で、最大42人が同時に体験できる。
「化ける展示エリア」では、XR体験での学びをより深めてもらおうと、未来の都市ガス「e-メタン」や都市ガスのカーボンニュートラル化への取り組みをパネル展示で紹介する。「おばけストア」では、「ミッチーぬいぐるみ」(3,080円)や「ミッチー」の顔を描いたキャップ(2,750円)、缶バッジセット(660円)など、パビリオン内に登場するキャラクターを描いたオリジナルグッズを販売する。
開館式に登壇した日本ガス協会の内田高史会長は「2023年9月に起工式を行い、約1年半で完成を迎えた。ガスパビリオンは、お化けたちと共に未来に向かって『化ける』体験ができるエンターテインメントパビリオン。将来を担う子どもたちが、未来のエネルギーや社会について考えるきっかけになれば」と話す。